不動産担保ローン関連用語

不法行為

故意または過失のある違法な行為によって他人に損害を加えること(民法709条以下)。契約と並んで、債権の主要な発生原因の一つである。民法上、一般の不法行為と特殊の不法行為に分かれる。前者は、行為者に故意または過失があり、責任能力があること、権利の侵害などの違法な行為によって損害が発生したこと、を要件とする。不法行為の効果として加害者に損害賠償責任が生じる。損害賠償は金銭賠償を原則とするが、名誉毀損等については謝罪広告その他原状回復手段がとられることもある。また精神的損害も賠償される(慰謝料)。特殊の違法行為は、故意・過失のなかったことを証明しない限り(無過失責任の場合もあるが、一般的に無過失責任と過失責任との中間責任であるとされている)、直接の加害者でなくとも賠償義務を負う場合で、次の4種がある。

  1. 責任能力のない者の行為に対する監督義務者の責任
  2. 被用者の行為に対する使用者の責任
  3. 土地の工作物または竹木の設置・保存に瑕疵がある場合におけるその占有者・所有者の責任(所有者の責任は無過失責任)
  4. 他人に損害を与えた動物の占有者の責任。