不動産担保ローン関連用語

線引小切手

線引小切手

小切手の表面に2条の平行線を引いたもので、横線(おうせん)小切手ともいう。小切手は支払い手段として用いられるが、紛失、盗難などによって不正の所持人が支払いを受ける危険を予防するために設けられたのが線引小切手の制度である。小切手法(昭和8年法律57号)第5章に線引小切手に関する規定がある。線引小切手には一般線引と特定線引の2種類がある。前者は小切手面に単に2本の平行線を引くか、その間に「銀行」「BANK」などの文字を記したもので、支払い金融機関は自行の取引先か他の金融機関以外には支払うことができない。後者は2本の平行線の間に「××銀行渡り」のように特定の金融機関名を記したもので、これは、その指定された金融機関に対してのみ支払われ、また支払い金融機関自体が指定されているときは自行の取引先に対してのみ支払われる。線引をなしうる者は、小切手の振出人または所持人である。いったん線引がなされた場合には、受領資格の制限の強化すなわち一般線引を特定線引に変更することは認められるが、制限の弱化すなわち特定線引を一般線引に変更することは許されない。また、線引の抹消や、特定線引の被指定銀行の名称の抹消は認められない。なお、支払銀行が裏面に振出人の届出印が押捺(おうなつ)された線引小切手の店頭呈示を受け、その呈示者に現金支払いをした場合、線引違反による損害に対して賠償責任を負わない旨を振出人との間で特約することができる。これを当事者間の線引排除または線引抹消の特約という。

→ 預手