不動産担保ローン関連用語

RC造

イメージ写真 ビル建設現場

Reinforced Concreteの頭文字をとったもので、鉄筋コンクリート構造という意味です。 鉄筋とコンクリートによって、建築構造のすべてを一体化しています。鉄筋コンクリートの性質としては、圧縮や引っ張りに強いので、地震に対しては比較的強いといえます。東日本大震災でもRC造の躯体だけは残っている無残な姿を目にしました。話を戻しますと、部材のすべてがコンクリートで一体化されて、部材同士の接合部は剛でありますので、建築学上のラーメン構造となっています。 この建築構造では重量自体が大きいため大空間のある建築や超高層ビルには不適ですね。ただ、筆者が住んでいますマンションは9階建てですがRCです。ある程度のボリュウムありペンシルビルでなければRCはマンションには多いです。

RC造は、鉄骨のもつ性質である粘り強さと引っ張り強度、コンクリートがもつ性質である強い圧縮強度を併用した構造。鉄筋の座屈やたわみやすい性質を、コンクリートが鉄筋の周囲を拘束することによって曲がらぬように抑え、他方、コンクリートの引っ張りや曲げに弱い点を鉄筋が補うといった、鉄筋とコンクリートの互いの弱点を相互補完する構造です。鉄とコンクリートの熱膨張率がほぼ等しいということもこの二つの材料の組み合わせを可能にしている理由です。遮音性や居住性が求められる中低層の集合住宅に採用されるケースが多い。

«長所»
  • 耐火性、防音性、保温性が高く居住性に優れています。
  • 鉄筋、型枠(コンパネ)コンクリートと安価な材料を用いているため躯体のコストが安くできます。
  • 平面形状や断面形状の自由度が高く、意匠性の高い建物が可能。
«短所»
  • 鉄骨造に比べ重量が重く、地震力が大きくなります。
  • 鉄筋や型枠の組み立て、コンクリートの打設などでの作業が多く、品質の確保が鉄骨造に比較して難しい。

以前ではRC造は高層になると地震に弱く、日本では7階以上の建物では採用は不可能とされていました。近年では大手ゼネコンなどによって超高強度コンクリート(※)の開発など超高層RC造を可能にする技術開発が進み、RC造でも50階を超えるような超高層建物が可能となりました。

鉄骨造に比較して剛性が高く、SRC造より低コストで建設が可能な超高層RC造は、強風時の風揺れや遮音性などの高い居住性とコストの求められる超高層集合住宅などで多く採用されるようになりました。近年、東京湾岸エリアで建てられている超高層マンションの多くがRC造で建てられています。

※建築分野では、一般的に圧縮強度が36N/mm2 (360kg/cm2)を超えるものを「高強度コンクリート」、60N/mm2 (600kg/cm2)を超えるものを「超高強度コンクリート」と呼んでいます。

«月刊 不動産 2012年5月号より»