不動産担保ローン関連用語

白地手形

未完成手形のことで、後日、手形所持人に手形要件の全部または一部を補充させる予定のもとに、要件を記載せず白地のまま署名して流通に置かれたもの。本来、手形要件を具備しないものは手形として効力を生じません。

しかし、売買など原因関係上、売買代金や弁済期などがまだ確定していないときでも、手形を流通に置く必要があるため、実際界の需要に応じて、古くから商慣習法としてその効力が認められていたが、現行の手形法はその有効性を前提とした白地手形の規定を置いています(小切手法10条)。

白地手形として認められるためには、手形行為者の署名が必要であるが、その署名はかならずしも振出人の署名である必要はなく、実際上も振出しに先だって白地のまま引受けの署名がなされる例が多い。

また、白地手形であるためには、要件の欠缺(けんけつ)が後日補充される予定がなければならない。

補充の予定がない場合は不完全手形として無効である。

また、要件の欠缺の種類は問わないから、手形金額のほか、支払地・受取人などの要件を欠く場合もある。

白地手形の所持人はいつでもその白地を補充して完全な手形にすることができる。

この権利を補充権といい、補充権の濫用があった場合でも、白地手形の署名者はその違反をもって善意の手形取得者に対抗できず、補充された文言に従って責任を負わなければならない(手形法10条)。

以上のことは白地小切手についても同様である(小切手法13条)。

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