不動産担保ローン関連用語

地積更正

不動産登記簿に現況と違った土地の面積(=地積)を記載されている場合に、正しい地積に登記することを、地積更正(ちせきこうせい)の登記といいます。

隣地との境界が不明確でトラブルを抱えているケースは全国で相当数あるでしょう。隣地とで合意して境界を確定した場合や昔から地積測量されずに「縄伸び」や「縄縮み」といった状態の土地では、現状の地積と公簿上の地積では必ずといっていいくらいに誤差が生じます。

これを放置しておくと、境界紛争の長期化やや不動産取引では売買するときの大きな障害となり得ます。 そこで、土地所有者の権利の主張という意味もあり、未然にトラブルを防ぐため、不動産登記法で不動産登記簿の地積が現況のものと一致するようにする手続が定められています。 その一つが、地積更正の登記となります。

地積更正登記を申請する場合には、境界確定測量で確定測量図等が必要になります。

また、大震災などで土地が地震や津波で侵食、海没して現況が登記簿の地積と一致しなくなった時には、地積更正ではなく地積変更の登記をすることになります。土地が侵食され減少すれば、税金等の考慮がされるのは当然のことです。

固定資産税等を課税する役所に問い合わせたところ、税金の課税は公簿上の地積に対してが原則とのことでした。上記の例や「縄縮み」の場合には、税金が少なくなりますから現状の地積に対して課税してもらいたいものです。当然に地積更正がされれば、課税が変わりますが、地積更正の登記が必須ではありません。確定測量図等は必要ですが役所への申請で課税変更は可能です。

最後に、地積更正をする場合の費用です。土地家屋調査士に依頼するのですが、報酬額として境界確定測量に30万円〜、官民査定がある場合は25万円〜、申請費用で6万円〜、合計61万円以上(官民査定がない場合36万円以上)を要します。決して安くないですね。